個人が全体と出会う時
物化された「精神的力能」としての装置とTomcat的システムとのもっとも集中している場所・・・
物象化されたものの中への人間的能力の移行、そのことによる労働の意味の喪失という変化のもっとも広汎におこっている場所なのです。
その場所で、ほとんど意味のない労働に従事しながら、実は眼にみえない支配の力の一部分を構成し、流れのとどくかぎりの世界に何らかのコミットメントを行なっています。
それがわたしたちの労働です。
現代の労働の特徴は、全体とのつながりの喪失であり、全体が眼にみえなくなってゆき、労働がひとりの意識の中に埋没してゆくことです。
それは単に装置との関係、一工場としてとらえられた全体とのつながりのことだけではありません。
ここでのべているような社会的流れとしての生産の全体、それが覆いつくす世界の全体と自分とのかかわりあいもまた、個々の労働の意識には絶対浮かびあがらないのです。