カギの要らない電子錠 2
家庭の玄関ドアの端には普通、ドアが開け放しにならないよう歯止めの役割をする三角形のラッチボルトとカギ穴につながる長方形のデッドボルト(兼用のものもある)が付いています。
デッドボルトを、外側からカギを使って出し入れすることで、ロックしたり、解除したりするわけです。
業界でボタンロックの先陣を切った昭和ロック(大阪市淀川区)の製品を例にとると、外側にカギ穴の代わりに、ふだんは空転するノブが付いています。
内側にはデッドボルトを動かす固定されたノブがあり、両方のノブには歯車状の回転体がついています。
暗証番号を押すと、電磁石の働きでニマタのピンが両方の歯車にはさまって2つの回転体が結合し、外側ノブの空転が止まるのです。
この状態で外側ノブを回すと、内側ノブと一緒にデヅドボルトが動き、ロックしたり、ロックがはずれたりする構造です。
ノブを90度回転しロックすると、スプリングの作用で、ピンが歯車からはずれ、外側ノブは再び空転を始めます。
電池で作動するような小さな装置ではありますが、外側のノブがロック状態で空転している以上、外から内を加えようがなく、こじあけられる心配はないといいます。